ゲストハウス・サチホームの
若手イケメンスタッフ3名。
みんな、流ちょうに英語で会話ができます。
しかし、不思議なことに、時々、
明日のことをYesterday(昨日)と言ったり、
昨日のことをtomorrow(明日)と言うのです。
例えば、
『昨日、おばさんのうちに行くんだ!』とか
『明日、日本語の勉強をしたよ』とかです。
こんな初歩的な間違いをなぜ???
と長らく思っていました。
その秘密は・・・
実はヒンディー語では、
「昨日」も「明日」も「カル」。
さらに、「おととい」も「あさって」も「パルソン」。
なのです!!!!
えー!?
昨日と明日が同じ???
一昨日と明後日が同じ???
混乱しないのかな?
と思うのですが、文脈で分かるので問題ないそうです。
昨日と明日という概念が分からないというわけではありません。
とはいえ、今日から1日遠くなった日が、
明日と昨日で同じ名前。
今日から2日遠くなった日が、
明後日と一昨日で同じ名前。
ということを受け入れて育つインド人は、
時間に関する感覚が、
他の言語を話す人たちと全然違うと思います。
時間というのは人が作った概念で、
宇宙には時間は存在しない。
ヒンディー語は、
そんな宇宙の法則を
自然と感じられる言語なのかもしれません。
そして、『いまここ』を生きることを
容易にしてくれるのかもしれません。
インド・スジャータ村の村人たちが
過去や未来にとらわれず
『いまここ』を生きているように感じられるのは
もしかしたら、ヒンディー語という言葉にも
秘密があるのかもしれません。